げんき茶

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モノづくりマッチング会場より

ふじのくにCNF総合展示会

10月19日に開催された「CNF総合展示会」の報告です。年々出展企業・団体が増え、来場者も増加しているとのことからも、CNF(セルロースナノファイバー)の注目度がよくわかります。弊社はオンキョー(株)と合同展示。CNFを配合した商品として、ボールペン、大人用紙おむつ、音響機器振動板、とすでに販売している3つの中の1つとして、注目していただいているようで、多数の方がブースに立ち寄られました。多くあったご質問は「CNFを使うことで何が良いのか?」というものでした。おそらく、CNFは軽くて硬いという特徴がありながら、それを製品として活かしきれていず、CNFでなければならないといいきれず、他の材料でもよいのではないか、という試行錯誤の時だからなのではないでしょうか。そこで振動板は?というと、電気信号になった音の波を正確に伝えるために「軽くて強い」というものが求められます。通常の振動板はパルプ原料のものが多いのも、軽いという特徴とパルプ繊維が絡み合うことで破れたりすることなく振動を伝え続ける強さを持っているからです。パルプ以外にも、樹脂製や木製のものもありますが、いずれも薄くて軽く、ある程度の強度も兼ね備えていることからも、振動板が軽いのに、破こうと思っても簡単に破けない、というのは共通しています。こうした振動板の特徴をより際立たせるよう、CNFを配合することで、より硬さ強さが加わり、これまで以上に広い音域を再現できるようになったのです。(形や振動板を囲むエッジの構造にもよる部分もあります)これまでのCDでは録音しきれなかった音情報をもったハイレゾ音楽を聴く人も増え、その分厚い情報量の再現に適したヘッドフォンに、搭載されたのがこのCNF配合のヘッドフォンなのです。ですので、視聴してもらうと、「音がクリア」「こんな音も鳴っていたんだ」「臨場感がある」といった感想もありました。こうした点で、CNFだからより強固になったということではなく、音質を改善することに役立っているということの説明で、CNFの新たな面でも興味をもっていただけたように思います。

勉強に…CNFを試食

先日、開催されていました「JAPAN PACK 2017 日本国際包装機械展」と「食品開発展 フード・テイスト・ジャパン」に行ってきました。食品開発展では、食品の健康志向、安全性探求の専門展示会ということで、新しい食品素材のブースもあり、注目していたのはセルロースナノファイバー関連のもの。新聞やウェブ上で、セルロースナノファイバー(CNF)を食材と混ぜることで、保水性が高まる、粘度があがる、など見ていましたが、実際はどうなのか、という疑問を持ちつつも、目当てにしていたブースに立ち寄り、話しをきくこともできました。・信越化学工業(株)食品に添加できる、独自の技術でセルロース化した「メトローズ」の説明をしていただきました。水溶性の増粘剤ということで、ハンバーグの中にチーズソースだけを入れると、焼いたときにすべてが溶けてしまうのですが、このメトローズはほどよく粘りをもって、トロリとしたチーズになる、ということや、パンの成型時に混ぜて、焼き上がりのボリュームがアップするということに、活用できるということ。これは何かに、と考えた特性は、常温では透明で粘性のある液体なのに、過熱すると粘度があがり、白くなり弾力性がでる、再び冷却すれば、もとの透明な液体に戻る、という点。これまでの、過熱すると液体になり、冷却すると固まるというイメージとは逆! どういう場面、どういったものに使えるのだろうと、ふとしたときに思いつくアイデアの種にしておきます。サンプルを使い上手な説明にも関心しつつ、これもCNFの一種ということで、工業製品の材料として使われているものもあるとのこと。勉強させていただきました。