CNFボールペンを使ってみた
CNF(セルロースナノファイバー)の振動板を製造しながら、CNFのことを考えることも多くなりつつも、他メーカーのCNF製品を実際に使ったことがなかった。
おそらく多くの人にとって身近な商品であって、お手頃価格なCNFといえば、
三菱鉛筆のユニボールシグノ 307
試し書きでスラスラかけるな、と感じたものの、他のペンでもこのくらいはあるかな、という程度。
その後、手持ちのノートに2~3ページ分文字や数字を書くのに使っていたら気が付いた。
にじまない、たまりができにくい、速乾。
そしてペンを持つ指に力が入っていない時にも、スラスラっと書けている!
CNFをインクに混ぜることで、インクがかたまりにくく、粘土を均一に薄くすることで速記でも滑らかに書け、ゆっくり書いても同じような書き心地を得られるとのこと。
また、CNFは紙の原料と同じパルプから作られていて、紙への馴染みがよくて、ノートに書いても速乾性があるのでにじみにくい。超微粒子顔料分散技術の応用、という技も取り入れている。
このボールペンを買った週末に、新しく本体部分がカラフルなものが発売されているのをみつけて、ちょっと残念な思いもしたけれど、消費者向けにCNFという言葉よりも、「植物由来」といった言葉に置き換えたPOP什器にも関心。
CNFを使っていても1本200円。このような身近なものに、CNFが使われるものも、これからの数年で増えていくのだろうな。
三菱鉛筆 ユニボールシグノ新商品 プレスリリースhttp://www.mpuni.co.jp/news/pressrelease/detail/20161115083423.html
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